俺は、この女を心から愛してるって言う男がいる。そんな男に限って、俺はお前の事が好きでたまらないから、他の男と話しているのを見るだけで、腹が立つんだと、如何にも、それが愛の証の如くに言うのだ。今正に、ストーカー行為だとか話題になる要因の中には、こうした独占欲、支配欲が根底に本人は、気付かない中に潜んでいる様に思うのだ。こうした愛は、最後は完全支配の名の下に、存在の消滅行為まで進むのであろう。何とも怖いことだ。きっと殺人してしまう本人までもが、なぜ、こんなに好きなのに、解ってくれない、どうしてこうなちゃうのか、頭が混乱してしまっているに違いないと思う。私が思うに、人は本来孤独な存在なんだと言う、基本認識が欠けている様に思うのだ。自立の根底を成す意識は、孤独な存在で有ることをしっかり認める事から始まる様に思う。そうすると、華やかに見える人であっても、心に寂しさを抱え、必死に日々を生きている人なんだと認識出来、私で何か御役に立てる事があれば、何なりと言って下さいね。と言うスタンスになると思うのだ。これが、人を愛する事の基本になる様に思えてならない。又、女性も孤独と言う言葉自体の響きから、孤独を意味嫌い、根底が解らないままに恋愛した場合、「お前だけが、好きだ」と言う言葉の中に依存され、執着される事が、愛されていると誤認識してしまい、奪うだけの愛に終始する男と人生の転落が始まってしまう様に思えてならない。こんな事を、ふと感じた今日この頃でした(^-^)